じわっと元気取り戻したいときに、効果があったもの

本について

なんか元気が出ないが続くとき

「なんだか元気が出ないな・・・でも誰かに会いたい感じでもない」

「低空飛行な気持ちがうまく切り替えられない」

「ぼんやりしてると、つい、不安とかネガティブな考えをしている・・・」

少なからず、こういう状況におちいること、誰しもあります。別にネガティブは悪いわけじゃないですが、必要以上に続いてしまうのはどうしたもんかです。

実は、気分や気持ちって、結構すぐに変わるもんなんですけど、ついそれを忘れて、ネガティブなことをぐるぐる考えてる。メソメソしてしまう。

こういうとき、「気分転換ツール」に助けられます。

大人になるほど、自分の気分転換ツールって、必要だなって思います。こだわりや執着、ルールが強くなるのは、大人の方だから。

気分転換ツールの中で、今回おすすめするのは、物語です。

なぜ「物語」な理由

人は誰でも、自分が主人公の物語を生きていて、その中の「自分」というキャラは、本当に無意識的に決めた設定にしたがっていて、たとえば、

「この人には、こうあいさつする」
「朝はコーヒー飲まないと無理」
「声は大きめ、早口で話してる」

っていう細かいことも、ぜんぶ自動的に行われています。

だから自分というキャラが作り出す物語って案外、自動化・固定化されてしまっているのです。「ルフィーならこうする」「コナン君ならここでこう言う」って予測がつくように、です。

そんな自分が、かたまっている、しぼんでいる、淀んでいる、そんな気がするとき、それが元気がなくなってるときですが、そんなときは、自分の物語をちょっと横に置いて、別の主人公の物語を脳内に借りると楽になります。

物語って、教科書やビジネス本みたいに正解がないです。だから苦しくないし、気楽です。

さらに、物語は、登場人物の視点を借りやすいです。

ネガティブ子のときって、自分のものの見方(視点)が固まってる時とも言い換えられますが、それが、物語を追うことで、物語の中の主人公の視点に自然に移るので、元気のない自分から(一時でも)すっと離れることができるんです。

視点をずらせると、自分の悩みを忘れることができるので、それだけでほっと息がつけて、楽になります。

(ほっと気持ちが切り替わると、実際に悩んでいた時には出なかった脳内ホルモンが出るようにもなるようです。)

自分からスムーズに離れることができる、それが物語のよさです。

本のメリット

物語を含む媒体には、本、小説、マンガ、テレビ、映画、音楽、ゲームなんかがあります。

で、ここで取り上げるのは、本(小説)です。

なぜ小説なのか? その理由はといいますと、

・自分の好きな時間に、好きな量(少しでも)読める

・しかもスマホを使うと、聞ける

・持ち運べる

脳内で映像を(自由に)思い描く

・ハマっても日常にさほど害が出ない

この中でも、特に、脳内で自由に映像を思い描く、のは、本にしかできません。これが映画にも、マンガにも、ゲームにもない、大きな利点です。

脳内に思い描く=ビジュアライゼーション。NLPや心理学なんかでみかける用語ですが、ビジュアライゼーションがうまくできると「臨場感」「体感」が得られますし、自分の未来を楽しみにできるような、ビジュアライズする力もつきます。

(未来やワクワクだけビジュアライズするポジティブシンキングは、逆に現実の不和を招くのでおすすめしません。これはまた別の記事で)

小説の中でも元気をもらえるジャンル

で、小説の中でも、元気をもらえるジャンルがあります。

それは

「成長していくストーリー」
「何かが育っていくストーリー」
「何かができあがっていくストーリー」

です。

成長するのは、人でもいいし、植物や動物でもいいです。
料理ができていくのでもいいし、布が編みあがるのでもいい、運動ができるようになる、友情がはぐくまれる、天下一武道会で強くなっていく、ほんとに、なんでもいいです。

淡々と、コツコツと、脳内に少しずつ育っていく、その情景を思い描けるものというのがキーポイントです。

人気のマンガや小説は、大体この成長があるものが多いと思います。

育っていく物語を取り込むと、人はふたたび、素直に、元気が出るように作られているような気がします。

物語の語源は、もの=魂、の「語り」だ、といったのは梅原猛さんだったと記憶しています。

物事が進んでいく、その道筋をたどることで、体も心も魂も、癒えていくのだろうと思います。

物語の弱み?

物語には難点がひとつあるとするなら、それは「長い」ということ。

成長の物語の小説は往々にして長いものが多いです。

ルフィー達だって、1話は短くても、けっこう長く旅してます。この世界って、すぐに海賊王にはなれないようにできてる・・・。

今の人は長文を読むことが「能力」になってしまった(Byちきりん)と言われるほど長文が苦手な人が多いし、「今すぐに」っていう速度重視の世の中だから、長いの嫌、時間ないって意見もわかります。

でも、成長って、時間がかかるものなんです。時間の中に生きている私達ですから。

特に焦ってるときや元気ないときほど「今すぐ宝くじ当たらないかな」「奇跡が起きて好転しないかな」っていうような今すぐ妄想を持ちやすいです。

そんなとき、長い時間スパン=長期的な広い視点を思い出せる、それもまた小説の良さだと思ってます。

物語の長さの利点

物語の長さには、いい点もあります。

文中に出てくる、こまかなディティールや、丁寧になぞられる心のうごき、繰り返される登場人物たちの名前など、頭の中に、何度も思い浮かべていくことで、イメージする力がつちかわれること。

素晴らしい物語に出逢うと、読み終わるのがもったいなくなりますが、その世界に入り込んでいる時間が長いほど、感動も大きく、もらえるパワーも大きいような気がします。

想像の中の世界が色濃くなって、自分の中にも定着しそうです。

物語の長さを克服する

で、私は、長いの読むのが苦手なら、読んでもらえばいいと思っています。

今はスマホが文章を読み上げてくれるいい時代になりました。読み上げ機能、最高です!

読むと、つい、わからないところで辞めちゃったりするじゃないですか。でも、細かいことにこだわらず聞き流していると、やがて読まれる速度で、物語が沁みてくるんです。

細かいことにこだわらず聞き流す、のは英語学習はじめとした何かを学ぶときの共通したコツでもあります。

私はkindleUnlimitedに入って、聞き倒しています。単純作業や散歩のとき、運転中に、ラジオみたいに聞けます。こうやって使うと、月に1万円分以上はすぐ元が取れます。(マンガも雑誌もありますしね)

聞き流しには、ブログより本の方が、文章は聞きやすいです。文章もうまいし、編集が入っているし、構成もしっかりしているから、長く途切れずに流し聴きできる電子書籍はすごくいいです。

元気がじわじわ湧いてくる物語たち

以下は、成長物語の中でも、ストーリーが純粋で、読後感がすばらしかったものです。

秘密の花園

登場人物のすべて(少女も、少年も、おっちゃんも)、庭の植物も、鳥も、この話に出てくるものは、すべてが成長していくんです。
だから、読み切った時には、何かすごい生命力もらった気になります。当時アメリカでベストセラーになったのもうなづけます。描写が長いので、聞くのがオススメです。

Amazon.co.jp: 秘密の花園 (光文社古典新訳文庫) eBook: バーネット, 土屋 京子: Kindleストア
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アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

アップルってmacのアップルですが、ジョブズじゃなくて、ウォズニアックさんのほう。実話だけど、最高におすすめです。会話調で、気負いなく話が進む。映画観てるみたいです。翻訳が最高にうまい。

自分自身でいること、とか、本当のポジティブってこういうことなんだってわかります。

まわりにながされず、自分のやることを、とにかく楽しく、やりたいことを自分で止めることなく、まっすぐつきすすむ。等身大で自分からはずれない。ずれない。

だって、あのジョブズに流されなかったすごい人です。

小さい頃、近くにこういう大人いたらよいのに。会うだけできっと癒されてしまうこの方は。読むと明るくなっていきます。自分が持っている黒い感じが祓われてしまいます(笑)

あしながおじさん

不遇→ハッピーエンド、この話は、少女小説の原型のような気もします。読後の多幸感すごいです。世界の小説、という感じがします。

Amazon.co.jp: あしながおじさん (光文社古典新訳文庫) eBook: ウェブスター, 土屋 京子: Kindleストア
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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~

ラノベは読んだことなかったんですけど、kindleUnlimitedに入っていたので、読んでみたらヒットでした。たいへん前向きな少女の成長物語です。周りも巻き込まれてグングン変化していきます。魔法とか異世界とかいう感じも少なくて、答えを知っている歴史小説を読んでいるような感じです。
シリーズで長い人気なのがわかります。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」 (TOブックスラノベ) | 香月美夜, 椎名優 | 読み物 | Kindleストア | Amazon
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