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夢の3分間劇場

じわっと元気を復活させたいときに効く本がある

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何かじっとりと元気が少なくなっているようなとき、読書が元気を補ってくれることがある。

 

こういうときに読む本は、本の中でも、物語がいい。物語が最も効果を発揮する。

 

なにせ物語は強い。物語の語源は、もの=魂、の「語り」だ、といったのは梅原猛さんだったと思う。

 

人は誰でも、物語の中を生きている。自分が主人公の物語。無意識で決めたキャラ設定や、登場人物は大体固定で、生活って別名を持つ物語の中を生きているんだと思う。

 

で、自分の物語が、かたまっている、しぼんでいる、淀んでいる、とまっている、そんな気がするとき(それが元気がなくなってるときだけど)、そんなときは、自分の物語をちょっと横に置いて、ほかの人が主人公の物語を、脳内にちょいと借りるんである。読書だと、それができる。

 

元気をもらえる本って、動いているストーリーだ。中でも、「成長していくストーリー」「何かが育っていくストーリー」「何かができあがっていくストーリー」は、元気がふわーっと湧いてくる。

成長するのは、人でもいいし、植物や動物でもいい。料理ができていくのでもいいし、布が編みあがるのでもいい。

淡々と、コツコツと、脳内に少しずつ育っていく、その情景を思い描けるもの。

育っていく物語を取り込むと、人はふたたび元気が出るように作られているような気がする。いろいろあってでも成長してく物語は素直に元気がでる。成長っていうと、何かかたくるしい感じもするけど、いろいろやってそれでも前へっていうのは、素直に魂の性質なのかもしれないと思う。

本当はすごく高いというか広い視点からみると、自分の物語が止まっている、ような気がするのは気のせいで、実は動いている。

そして自分の物語はほかにない、唯一無二のストーリーだから他者から見ると魅惑的なことこの上なかったりする。

でも本人は自分の物語は体験することがほとんどで読むことは少ないから気がつかない。だから他人の物語を借りるのがまた効果的なのだとも思う。

私は人の人生を聞いて書いてまとめるって仕事をしているので、心の底からそう思うんである。(これは本当にいい仕事だ。)

 

ただ、物語には難点がひとつある。それは、本をすすめると、だいたい言われることのひとつ。それは「長い」ということ。

成長の物語なんて往々にして長い。今の人は長文を読むことが「能力」になってしまった、と言われるほど長文が苦手らしい。

今すぐに、という速度重視の世の中だからなあ。その意見もわかる。

でも、成長って、時間がかかるものだ。なにせ、ものの語りなんだから。

ルフィー達だって、1話は短くても、けっこう長く旅してる。やっぱり、この世界って、すぐに海賊王にはなれないようにできてる。

長さの中にあるのは、こまかなディティール、丁寧になぞられる心のうごき、繰り返される登場人物たちの名前。頭の中に、何度も思い浮かべていくことで、自分の物語からスライドしてほかの物語の中へ入っていける。

 

長いの読むのが苦手なら、読んでもらえばいい。今はスマホが文章を読み上げてくれるいい時代になったのだから。読み上げ機能、最高!!!誰かに読んでもらって聞くのもいいね。聞くのは時間がかかるけど、鼓動ぐらいのリズムで読まれる物語は、その速度で沁みてくるよ。

 

以下は、成長物語の中でも、ストーリーが純粋で、読後感がすばらしかったものです。

 

秘密の花園
※登場人物のすべて(少女も、少年も、おっちゃんも)、庭の植物も、鳥も、すべてが成長していく。読み切った時には何かすごい生命力もらう気がする。当時アメリカでベストセラーになった。描写が長いので、聞くのがオススメ。

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あしながおじさん
※なにか少女小説の原型のような気もするハッピーエンドさ。やはり読後の多幸感すごい。

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
※ラノベは読んだことなかったけど、秘密の花園を彷彿とさせる物語だなあと思った。陰気さがない少女の成長物語。あまり魔法とか異世界とかいう感じもなかった。シリーズで長い人気なのがわかる。

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アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

アップルってmacのアップルですが、ジョブズじゃなくて、ウォズニアックさんのほう。実話だけど、最高におすすめ。翻訳者が最高にうまい。本当のポジティブってこういうことなんだってわかる。まわりにながされず、自分のやることを、とにかく楽しく、やりたいことを自分で止めることなく、まっすぐつきすすむ。等身大ってこれのことなんだね。すげーーーーー!会いたい。小さい頃、近くにこういう大人いたらよいのにって、すごく思った。ジョブズに流されなかったすごい人。読むと明るくなっていく。自分が持っている黒い感じが祓われてしまいます(笑)

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こんなのもあります

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自分の好きなことをやりたい、会社勤めが本当に嫌だ、指図されず自由に生きたい、会社に振り回されるのは嫌だ、自分の仕事を作りたい、そう思う瞬間、山ほどあります。 最近では、副業もOKになってきましたし、ネ ...

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